「対馬に文化革命を起こしたい」女優・森岡光ロングインタビュー

  • 森岡光
  • post2784-1

    こんにちは。ツシマト編集部長のこみやんです。

    先日、舞台「書く女」を観に行ったという記事を書きました。
    対馬出身の女優・森岡光さんが出演していたという、あの舞台です。

    「書く女」がどんなストーリーかはこちらの記事にまとめています。

    観終わって僕は思ったんです。
    「森岡さんはなぜ役者になろうと思ったんだろう。対馬ではどんな子だったんだろう」と。
    僕は好奇心旺盛ですからね、聞かずにはいられないわけですよ!
    ということで・・・

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    森岡光さんにお話を聞くことにしました!

    基本的に周りを気にしない性格


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    社会人ですからね、まずは名刺交換を。

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    ー 小宮

    いきなりなんですけど、森岡さんってどんな性格なんですか?

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    ー 森岡

    ほんといきなりですね(笑)
    私O型なんですけど、基本何にも気にしないし、ノリで生きてます。

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    ー 小宮

    気にしないってのはどういう意味の? 周りの目を気にしない?

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    ー 森岡

    それはあります。
    女子って群れをつくるじゃないですか。あれが苦手で。いいじゃんみんな自由でという。
    それでどんどん孤立して・・・(笑)

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    ー 小宮

    男と違ってそういうのありますよね。

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    ー 森岡

    でもそれって対馬の中だけだったかも。
    思春期って、みんなが好きなやつが流行ったりするじゃないですか。
    そういうのはなんか違うと思ってて。
    流行ってなくても自分の好きなものは好きって言ってたんで。
    だから周りを気にしない、何にも気にしない

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    ー 小宮

    僕と似てるなー。

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    ー 森岡

    ほんとですか?
    大学や社会にでるといろんな人がいるじゃないですか。
    対馬では「えーなんでそんなのが好きなの?」ってリアクションが多かったけど、本土に出たらあまり気にされないし、自分も気にせず自由にできるとわかって、大学からはっちゃけだしたタイプです(笑)

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    ー 小宮

    同じく(笑)
    どこいってもミーハーはいるし、僕もそんなところはあるけど、対馬の人は先入観が強すぎる印象があるかな。
    当時の僕も含めて。
    人気のものしか知らないのはもったいないなと。
    僕も、周りを気にしない性格ってのは、対馬を出て大学に行ってから気づきました。

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    ー 森岡

    当時は、好きなものを好きってなかなか言えなくて。
    「えーなんでそんなのが」って言われても、別に好きだからいいじゃんって言い続けてたら、周りから人が・・・(笑)
    卒業して就職したりして真っ当に生きている人が多い中で、演劇ってどうなの? という反応もあります。

    大学の演劇部が思ってたのと違って「じゃあ劇団を作ろう」と


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    ー 小宮

    演劇や役者との出会いはどんなタイミングでした?

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    ー 森岡

    超長くなりますけどいいですか!?
    元々対馬にいるときから厳原少年少女合唱団に入ってたり、文化祭で劇をやったりするのが好きだったんですよ。
    舞台に立って人が笑ってくれたりしてくれるのが好きで。
    だから、高校入ったら演劇部作ろうと思ってたら、もうなくなっちゃってて。
    「じゃあ部を作ろう」と思って署名集めて提出したけどダメで。
    でも、部活には絶対入れ命令あったじゃないですか?
    運動とか嫌いなんで、文化系で探してたところ、合唱部は3年生が3人くらいしかいないことを知り、「ここだったらすぐ辞めれそう!」と思って入ったんですよ(笑)
    そしたら、時期的にすぐ3年生がいなくなるから、部長を決めないといけないと。
    選挙の末、勝手に・・・

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    ー 小宮

    部長に?

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    ー 森岡

    はい(笑)
    辞めれなくなっちゃって。
    だから高校ではずっと合唱してたんですけど。
    表現の形は違えど、同じ舞台に立つというか。それが楽しくて、そのまま卒業までやりました。
    大学に入ったら演劇しようと意識はしてて、でもどんなものかわからないまま、大学にあった演劇部に入ったんですよ。
    でも、思ってたやつと違う・・・。
    演劇部の先輩が劇団(不思議少年)を作るといってたから・・・。

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    ー 小宮

    作ったほうが手っ取り早いなと。

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    ー 森岡

    部の中でも尊敬できる先輩だから、ついていこうと思って、一緒に立ち上げました
    最初は公演の打ち方とかもわからず、学生だし県外の一人暮らしだから予算組みとか大変で、全然できなかったんですけど。
    そんなある日、劇団員がいろんな理由で数人辞めちゃって、私と代表だけが残ってしまったときに、初めて代表が「一人芝居やろう! これなら低予算だ!」みたいな感じになって、15万くらいの予算で第一回目の旗揚げ公演を打ちました。

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    ー 小宮

    それでもまあまあの額ですもんね。

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    ー 森岡

    チケット代は1000円1500円くらいだったんですけど、小さいカフェのスペースで、代表がずっと一人芝居。
    その年(2010年)から年1回ペースでやり始めて、他の劇団からオファーがくることも増え、そこから本格的に始まった感じです。
    去年うちの劇団が短編芝居の全国大会(劇王)で一位になって。実は日本一なんですよ!

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    ー 小宮

    なんだったっけ、劇龍王みたいな称号のやつでしたっけ?

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    ー 森岡

    ですです。
    劇作家の大会だから本当は私は関係ないんですけど、劇団で参加したので、劇団でもらったような賞だと解釈してますけどね。
    そこからいろんなことが開けてきて。
    『書く女』への出演もその一つ。
    二兎社の永井さんの、北九州芸術劇場で開催された『書く女』のリーディング公演にでてたんですよ。
    そこからのご縁で。ぜひ同じ役でと。
    対馬の人たちがワーっとなってくれたのは嬉しいし、九州の演劇業界も「なぜ?」と盛り上がって。
    まだ若手の部類なんですけど、全国的に有名な劇団に九州から参加するってのは異例だったので、かなり注目されました。

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    ー 小宮

    偉業を成し遂げた」ということですね。書いておきます(笑)

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    ー 森岡

    お願いします(笑)
    この2、3年で劇団としても役者としてもキャリアがあがって、今ノリに乗ってる状態です。
    九州でもかなり注目を集めていて嬉しいなと思いつつ・・・いろんな目標があるんですよ。
    『不思議少年』の代表の出身が宮崎なんですけど、宮崎で凱旋公演してて。
    立ち上げたときから「故郷凱旋公演は絶対したいね」って話してるけど、私の出身地だけなかなか行けないみたいな(笑)

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    ー 小宮

    なるほどね(笑)

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    ー 森岡

    突然行っても、演劇? ってなるから行けないなと。
    でも数年前に、韓国との交流を描いたような舞台、すごい大掛かりなやつやってましたよね?
    私の同級生が主演してるんですよ。
    対馬に演劇なんて土壌はなかったはずなのに!

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    ー 小宮

    対馬にいる同級生?

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    ー 森岡

    そうです、市民劇団みたいな。
    対馬市民が東京の演出家さんを呼んでみんなで作ってるみたいなんですよ。
    私、中学校のときに劇団みたいなところに所属してたんですよ。
    私より10こ上、今の私くらいの年の人たちがやってたんですよ。大人の中に一人中学生で演劇やってて・・・あ、やってた、対馬で演劇やってました(笑)

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    ー 小宮

    やっとるやん(笑)

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    ー 森岡

    でも諸事情で半年もしてないような。
    そういう市民劇団をやっている人たちとつながって、どうにかこうにか対馬公演をしたいなと。

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    ー 小宮

    僕らも使ってもらって!

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    ー 森岡

    ほんとですか?
    ぜひご協力を!

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    ー 小宮

    『不思議少年』で凱旋公演とかやってほしいなって話が編集部内でも出てるし。
    記事を配信するといろんな反応をもらうんですけど、その中でもやってほしいなという声はいくつかあって。
    それをうちでサポートできたらなと思ってます。

    対馬の子って表現力が豊か

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    ー 森岡

    表現とコミュニケーションの分野に演劇ってすごく使いやすいんですよ。
    子供たちの教育のために演劇が全国的に活用されてて。そういう教育面でも私は演劇指導に携わってるんですけど、熊本中の小学校や養護学校を回ってみて、対馬の子供達は絶対表現力豊かだなと思いました。
    そういうのも対馬でやれたらなと。
    私は北小学校出身なんですけど、実は2年くらい前にそこで補助員みたいなことをやってました。生活に疲れてしまって・・・対馬で心の休養を(笑)
    演劇のワークショップをやらせてもらったときに「やっぱり対馬の子供達! すごい!」と思って(笑)
    対馬の子たちはこんなワークショップがいらないくらいの表現力もコミュニケーション力もあるんですけど、コミュニケーションゲームとかそんな身近なところから、表現や演劇などのアートとかを少しずつ知ってもらう。そういうこともできたらなと思ってます。

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    ー 小宮

    表現力豊か・・・僕豊かだったかな・・・
    行動力は豊かだけど、表現力はわからないです(笑)

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    ー 森岡

    「やってみよう!」みたいな。
    何にもない状態から作ってみようとか。秘密基地作ろうみたいな。

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    ー 小宮

    それはやってましたねー。

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    ー 森岡

    対馬は海と山しかないから、ない中で創作しないといけなくて。
    想像して何かを作る、体で表現することをなかなかできない子もいるんですけど、対馬の子たちは絶対あるから。
    公演だけじゃなくて演劇を使ったコミュニケーションもできたら楽しいなー。
    もっとそこを表現していいんだよと伝えたいですね

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    ー 小宮

    やりましょうよ。

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    ー 森岡

    やりましょう。
    うちの劇団、対馬のこと好きなんで。洗脳してるから(笑)

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    ー 小宮

    本土にでると、対馬で養われた表現力を出さない人は多いと思うんですよ。
    僕もそうなんですけど、シャイなんで・・・。
    ずっと同じ人といたからか、新しい人とどう接したらいいのかなと。
    対馬高校にいったときも思ってて(実家が豊玉)。
    対馬の子が一緒に舞台へあがってやってみたり、そんな新しい経験、今までやってないことをがっつりやれたら、将来の選択肢も増えるんじゃないかな。
    別に安定した職業ばかりがいいものじゃないぞと思ってるんで!

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    ー 森岡

    ですね!
    私なんか、大学出たのに関係ない役者とかやってたり(笑)

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    ー 小宮

    僕も大学あまり関係ないですよ(笑)
    生きるために独学でプログラミングを覚えて仕事にしたというか。
    もちろんプログラミングは好きですけど、プライベートで音楽イベントを制作したり。
    僕もいちから立ち上げることが好きな人間なので、その辺森岡さんと結構近いなと。

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    ー 森岡

    役者やりつつ劇団をどう運営していくかみたいなことも私が主体的にやってて。
    だから、企画して運営するみたいなことを好きなタイプだったりします。

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    ー 小宮

    めっちゃ楽しいですよね。
    苦労があるじゃないですか、絶対。あるけど、それがないと楽しくないってのもちょっとあったり。
    スムーズに行き過ぎても張り合いがないし。
    全く同じものって二度と作れないから、次はどうしていこうかなと考えたり、もちろん予算組みとかも頭使わないといけないですけど。
    来てくれる人に楽しんでもらえるものを作るという点では、似たことしてるなーと。
    これが役者で生活ができる状態になるといいですよね。

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    ー 森岡

    俳優業で食べてる人は少なくて、それを生かした演技指導講師とかそういうので食べてる人はいると思うんですよ。
    九州は役者で食べてるって人はなかなかいない・・・私も今回出れただけで表彰されたりもないから。
    どんなお仕事もそうなんですけど、ご縁を大事にしたり、与えられた仕事をきちんとこなすというか、そういうことで評価してもらわないと。
    それと、役者は表現の世界なので、独自性だったりは必要とされますね。
    安定はしてないけど、やってることは普通の社会人と変わらなくて、社会人として常識を持ってやってます。

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    ー 小宮

    生きていくのはなんとでもなりますからね。
    本当にやりたいことがあるなら、時間をつくってやったほうがいいと思う。

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    ー 森岡

    そうなんですよ!
    大学って可能性を知って自分で学びにいくところだから、私はそれが演劇だっただけで。
    知らないとわからない世界だから、対馬にいる子たちに教えてあげたいけど、大人がそうはさせてくれない・・・(笑)

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    ー 小宮

    安定した職業も大切なのはわかってるし素晴らしいことだから、そことのバランスですよね。
    クリエイティブな面も含め、いろんな選択肢があることを見せたいなと。選ぶのは本人。

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    ー 森岡

    対馬で補助員をやっていたとき、小学生に将来の夢を聞いたら、お笑い芸人とかゲーム作るとかおもしろいものもあったんですよ。
    どうやったらなれるのか調べましょうというのをみんなでやって「どうやったらゲーム作れるようになるかな?」って聞いたら・・・首をかしげて。
    「私もわからんよ」とか言いながら、「そういうのを勉強できるとこにいかなよね」「コンピューターを使い切るようにならなね」「ゲーム好きじゃないといけんかもね」とか話して。
    「対馬におったらできんちゃない?」みたいに、可能性が狭まってしまうところは悲しいですね。
    一回島を出たほうがいいとは思うし・・・

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    ー 小宮

    うん、出れる人は出たほうがいいなと思います。
    視野が広がるし。

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    ー 森岡

    出てから分かる対馬の見えかたありますよね?
    出た人間としてアプローチしていける方法が必ずあって。
    私は演劇が武器になるし、ツシマトとか、いろんな自分のやり方で未来ある対馬の子たちをサポートできたら嬉しいです。

    『書く女』への出演が決まったとき「これは運命だ」と感じた

    post2306-6出典: 北九州芸術劇場

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    ー 小宮

    『書く女』って対馬の話も入ってたりするじゃないですか。
    森岡さんが、対馬に関連するストーリーの舞台に出ると決まったときの心境はどうでした?

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    ー 森岡

    リーディングの舞台をやるまで、対馬が出てくるストーリーだとは全然知らなくて。
    本の中に対馬って出てきて「へっ!?」と思って。
    半井桃水が対馬出身ということすら知らなくて。
    東京に行く前に半井桃水館へ行って、そのとき初めて調べたくらいで。
    対馬の人が樋口一葉の師匠だったって、すごいびっくりで。

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    ー 小宮

    僕らの世代でも知ってる人間ってかなり少ないと思います。
    もっと上の世代になると、歴史に詳しい人がいて知ってるとは思うんですけど。

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    ー 森岡

    ですよね。
    恋模様についてはいろんな説が残ってるんですけど、桃水が一葉となんかあった好かれてたと言いふらしていた説と、否定している説と。
    一葉日記という本があって、その中で、桃水が言ってたとか菊子が言ってたってのが残ってるそうです。
    今回の舞台のキャラクターとしては粋で誠実な方という設定になっています。
    出演が決まったあと、とある日に「私対馬なんですよ」って話したら、初めて二兎社の人たちも「そうなの!?」となって、運命を感じました

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    ー 小宮

    いい配役してくれたーと思ってました。
    対馬の人がいることで説得力が増すなと。

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    ー 森岡

    対馬のことがでてくるし、対馬出身の人が出るからということで、対馬から10人くらい舞台に来てたような。
    それと、対馬出身じゃないのに、舞台を観て対馬に行った人もいます。
    そういうことがきっかけで、対馬の人も対馬のことを知れるし、外部の人も対馬ってどんなところだろうって知るきっかけになったんじゃないかと思います。
    東京でも結構言われたんですよ。「対馬ってどこにあるんですか?」って。
    「福岡からフェリーで4時間半です」って言ったら「いやーそれはー(笑) 外国ですね」みたいな(笑)

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    ー 小宮

    僕初めてなんですよ、演劇を観るの。
    ツシマトで『書く女』の記事を書いてるうちに、せっかく福岡にいるし観に行こうと。
    3時間・・・長いなと思ってたけど、実際観たらそうでもなくて。
    僕は音楽が好きなんでよくライブに行くんですけど、舞台も生で観て、演技している人の熱とか、言葉の強弱とか、ニュアンスがすごい伝わってきました。
    その場で作り上げている感じは、のめり込んで観れました。全然長くなかったです。
    印象的だったのは菊子。インパクトがすごい(笑)
    もちろん対馬出身の人が菊子をやるからめっちゃ観てて、そしたらめっちゃ出るやん! と(笑)

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    ー 森岡

    おいしい役をいただきました(笑)
    土曜(小宮が観に行った日)が九州最初の公演だったんですけど、気合が入りすぎてすごいはっちゃけちゃって・・・(笑)
    演劇ってほんと生ものだから、何回も観にくるお客さんもいますね。

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    ー 小宮

    サザエさんでいう花沢さんみたいな、そんなイメージで観てました(笑)
    お嬢様感もありつつ、グイグイくるご近所さん的な。
    重要な役をやってて、同じ対馬出身者として誇らしかったです。また観たいなと。
    稽古の様子はどうでした?

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    ー 森岡

    最初の一週間は台本の読み合わせをやって、そのあとは稽古場に簡易セットを立てて、動き合わせながらの練習が始まりました。
    白熱するときもあれば、和やかにいくときもありますね。
    永井さん(作家、演出家)が作品に対して思いが強いので、役者としてその思いをどう汲んでいくかとか。
    私がその役をやる意味だったり、そういうのを一ヶ月半の稽古で見つめながら、ダメだしも多くもらいましたね・・・(笑)
    もちろん他の役者の皆さんと比べるとスキルがあまりないので厳しいときもあったけど、座組みのメンバーで支え合いました。
    売れてる人とは言えど、皆さんすごくお芝居が好きなので、ここはこうだねとか話したり、ときには飲みに行ったりとか、基本和やかな現場だったかなと。いい座組みでした。スタッフさんもすごく優秀で。
    永井さんという演出家さんのおかげで安心して自分を出していけたし、それをうまく掬っていってくれました。
    階段があったじゃないですか? 階段がクネクネなっているのをみんなで練習したりとか。

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    ー 小宮

    うん、あの階段の移動は大変そうでしたね。

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    ー 森岡

    履き慣れない下駄とかも慣れていくし、みんなで歩き方研究したり、どう曲がったらおもしろいかをスタッフさんと一緒に考えたり。
    一つ一つ丁寧に作る現場だなと思いました。
    毎回同じことをしているわけじゃなく、発見があって。言い回しやリアクションを変えたり、探り合いながら作っていってる感じでした。
    お客さんのリアクションも、地域によって全然違ってました。ここは反応するけどここは反応しないとか。

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    ー 小宮

    北は山形、南は福岡まで公演を行ってますが、こんなに全国を回ったのは初めてでしたか?

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    ー 森岡

    初めてです。
    最後がたまたま九州で、私としてはすごい嬉しくて。そこにも運命を感じました(笑)

    今回の経験で更に視野が広がり、可能性を感じた

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    ー 小宮

    「書く女」の舞台をやって、得たものがあれば教えてください。

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    ー 森岡

    対馬から出たときに新しい視野が広がるって言ったんですけど、それと同じような感じで、九州の中にいたら見えなかったことを知ることができて、いろんな可能性が広がったし、大切な出会いもありました。
    別の地域(東京など)から九州の演劇やありかたなどを見ることができて、可能性が更に広がりました。自分の見方も変わったし。
    好きな九州でどんな活動していこうか、どこからどう見られる活動をしていこうかっていうのを今改めて考え直しているところ。

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    ー 小宮

    凄まじい経験ですもんねー。

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    ー 森岡

    凄まじいですね(笑)

    故郷に還元したい

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    ー 小宮

    最後に、対馬出身の皆さんに一言お願いします。

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    ー 森岡

    舞台の表現者として、何か対馬でできたらと思うし、今後ビッグになっても対馬出身ですと言い続けますので(笑)
    演劇に興味なくても、対馬出身者同士、お互い応援しあえるような活動をやっていけたらいいなと。
    自分が生まれたところに「こういうのをやって生きてるよ」というのを知ってほしかったりするし、自分も対馬で演劇をできたらとずっと思ってたので、そのときは気軽に観てほしいです。そして、参加してもらえたら更に嬉しいですね。
    自分のやっていることで故郷に還元したい
    文化革命を起こしましょう!
    そして、対馬に帰ったらおかえりと言ってください!

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    ー 小宮

    僕らも同じ気持ちなので、還元したいというのはすごいわかります。
    売れてもインタビューさせてください!(笑)

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    ー 森岡

    わはは(笑)
    もちろんです! 頑張って売れます!

    最後にぱしゃり。

    post2784-7

    お話を聞いていて、
    女優業で、対馬に還元したい、対馬にアートやクリエイティブな文化を根付かせたい
    という森岡さんの強い意志が伝わってきました。
    大女優になって、故郷に錦を飾ってほしいですね。

    僕らも負けてられません!!

    ツシマト 編集長
    TSUSHIMA BORDER ISLAND FES」共同実行委員長

    対馬生まれ福岡在住。
    福岡の海辺で働きながら、音楽イベントを主催したりレーベル主宰したり。福岡と対馬の二拠点生活を楽しんでるサブカル男子。

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